戦争を放棄して世界の平和のためにがんばるって言ってるんだぜー」
「Go to キャンペーン」が連休の直前に前倒しで実施されて、誰もが心配していた新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない事態になっています。それまで感染者ゼロだった沖縄はアッというまに数が急増して、県独自で緊急事態宣言を出すことになり、東京都や大阪府、愛知県なども不要不急の外出を控えてほしいと要請しています。小中高生の一斉休校や修学旅行、高校野球などを中止して、子どもにこんなに我慢をさせているのに、大人達は外出自粛が解けたとたん、あちこちに出かけ、自己責任だからといって注意深く行動しないでクラスタ-を起こしている始末。今や誰もが感染してもおかしくない状況ですが、だからといって、わざわざ感染する必要もなく、麦っ子は細心の注意を払って小川で遊び、小グループでお散歩に出かけたりしています。ごく当たり前に遊ぶことが日常の生活になっている麦っ子。「今のコロナ騒動が嘘みたいだ」
という人もいるくらい平和な日々ですが、実は保育の現場も感染のリスクはとても高いのです。保護者の皆さんのご協力もさることながら、若い職員達も外出を控えて自分が感染源にならないように気をつけています。
だからニュースを聞くにつけ「なんて身勝手な大人が多いのか」と思ってしまいます。このままでは医療現場が持ちこたえられないかもしれないとも言われていますが(それもコロナ騒動が起きた時から)、疲弊する医師や看護師、検査技師、保健師へのフォローはいまだにお粗末のまま。そんな中、世田谷区の保坂区長が、国の施策を待っていられないと独自に「世田谷モデル」を発表しました。切羽詰まった自治体がそれぞれに対策を打ち出していますが、まともに国会を開くこともしない政府の発表を聞いていると、人ごとのような言い方ばかりで丸投げの姿勢が目立ちます。いったいどこを向いているんでしょうか。貧困に陥っていく人達も目に見えて増えて、いつ暴動が起きてもおかしくない状況なのに、みんな大人しいですね……。小出先生のように静かなスタンディング、という意思表示もできるのですけどね。
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上の言葉は亡くなった忌野清志郎さんの言葉です。清志郎さんは又「地震の後には戦争がやってくる」と警告しています。社会の動揺に乗じて、いつの間にか様々な自由が狭められていく。コロナの後には……。ベイベ~、気をつけるんだぜ。天国から歌が聴こえてきそうだ。
コラム凡語:憲法と清志郎さん 京都新聞より
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