12月なのに暖かい日が続いています。今日、風雲ガーデンのお手伝いをしましたが、汗をかくほどの日差しで子ども達もほっぺを真っ赤にしています。昨日みんなで買ってきたパンジーやガーデンシクラメン、葉ボタンを、ステキに植えましたので、朝の登園の時やお迎えの時に見てくださいね。少し前にデカ達が植えた道沿いの花壇のパンジーも、しっかり根付いてきれいな花を咲かせています。自然食品のお店KAYAさんから、プランターをたくさんいただいたので、もっともっといろんな種類のお花が植えられそうで楽しみです。
このお手紙は、ある小学生からシャボン玉石鹸の会社宛てに送られたものです。
ご存知の方も多いかと思いますが、シャボン玉石鹸は『日本に新しい公害が生まれています、その名は「香害」』と『香害を知ってください』という全面広告を2回にわたって新聞に掲載しました。麦っ子はアレルギー体質の子や大人が多いので、以前から「お洗濯は石鹸に変えてください」とお願いしてきました。実際、強い合成洗剤の香りを放っている洋服を着た子を抱っこすると目や頭が痛くなったり、手についた匂いが洗っても取れなくてとても困るのです。先日は洗っていただいた毛布の中に合成洗剤で洗ったものが混ざっていて、こども達が咳き込んで眠れず、毛布を変えたらグッスリ眠ることができたこともー。
「エチケットでつけていたあなたの服の香りが、誰かの健康を奪っているかもしれな
ない。そこまでして香り付き柔軟剤や洗剤を使う必要があるのか。過剰な香料や添加物を使う必要があるのか。シャボン玉石鹸はあなたに問いたい」-という勇気ある問いかけに拍手を送ります。麦っ子でも広告を掲示しています。
…いつ頃から日本はこんなにもいろいろな香りを身につけて平気になったのでしょうか?以前はオーデコロンや香水程度だったのが、シャンプーやリンスにも強い香りがつくようになり、やがて合成洗剤や柔軟剤にも波及して、今や日本中が何かの香りに満ちているかのような気がします。そういう中で生活していると、その香りで苦しんでいる人達がいることなんて想像もできないことだろうと思います。お隣のベランダで干した洗濯物の香りがキツくて、外干しができないと嘆いている人も多いし、たまたま貸したパンツが戻ってきたら、洗いなおしても匂いが取れなくて泣く泣く捨てざるをえなかった家庭もあります。せっかくお洗濯してもらったのに、合成洗剤で洗われたシーツや毛布に子どもを寝かせることはできないのです。この小小学生のように化学物質に過敏な人は、学校に行くことも電車に乗ったり映画館に入ったりすることも簡単なことではないのですね。みこべも上映会の関係で出かけることが多くなって、身動きができない狭い車内で本当に辛い思いをすることが多いのですが、前の人が入ったトイレに柔軟剤の香りが充満していて(これならウ〇チの匂いの方がまだ我慢できる)という笑えない話もあります。
そもそも、香りをつける前に臭いを消すーということから始まっていますね。ファ〇リーズで消臭するのが当たり前のような風潮に、いやな感じがするのは私だけでしょうか。ナチスドイツが「消毒」と称して数多くのユダヤの人々を惨殺した歴史を、私達はしっかりと記憶に残さなければなりません。いつの頃からか中高生の男子特有の匂いがしなくなってどれぐらい経つでしょうか。足の臭いや汗の匂いを消すのも科学的に合成された薬品ですし、お年寄り特有の匂いを消すために薬を飲んでいる…という話も聞きます。「あなたの匂い、体の中から消えます」という飲み薬のCMが流れたことがありますが、さすがにすぐなくなりました。人間は動物として生きていますから、生き物としての匂いがあるのは当たり前だということを忘れているのではないでしょうか?
何よりも心配なのは、赤ちゃんや幼児、学童の子ども達が、日常的に合成洗剤で洗ったものを身に着けていることで、健康上の問題が出ることです。もともと合成洗剤も柔軟剤も石油製品であり、化学物質で成り立っています。これらは直接肌に密着することから、皮膚を通して体内に侵入する経皮毒として警鐘が鳴らされていました。男の子も女の子も生殖器の異常が増えてきたのは、紙オムツや紙パンツ、ナプキンなどが市場に出回って、その子ども達が成長した頃からであるというデータもあります。同じように、シャンプーやリンスも頭皮から吸収されて、女性ホルモンと同じような作用をしてホルモンバランスが崩れてきた、と指摘する医師もいます。残念なことに、そうした情報はほとんどメディアには出てきません。香りが鼻からダイレクトに脳に影響する危険性を、園医である高野先生も指摘されていますね。石鹸に切り替えると周りの景色が違ってきますよ。地球にやさしい暮らしをぜひど
うぞ!! (2018.12.4)
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